「目の前に猫のトイレがあるのに、うちの猫は一向にトイレへ行かない💦」
なんでーーーーーー!?Σ(・□・;)
猫は視力が悪いとはいえ、トイレがあることは絶対にわかってるハズ!
そうなんです。「行けない」じゃなくて、「行かない」ってところが重要です。
もちろん、体調不良や病気が原因で行きたくても行けない場合はありますが、今回は「行けるのに、あえて行かない」原因を探っていきます。
はい、結論からお話すると、飼い主さんにダメ出ししてます。(笑)
きちんとお世話してるのに、どこがだめなのか、教えて~。
いつもお世話してくれて、ありがとう。
でも、それとこれとは別なんだよね。( ̄▽ ̄)
ガーーーン!!!
というわけで、順番に紹介していきますね。^^
猫をお迎えする初日までに準備すること
猫は繊細な動物で、環境の変化に不安やストレスが溜まりやすいです。
今日から猫と生活する環境つくりが、この先一緒に暮らしていくうえで、重要となってきます。
お迎えした猫はお母さんや兄弟から、保護猫の場合でも仲間の猫と離れて、さみしさを感じているかもしれません。💦
でも縁あって、あなたのおうちに来てくれましたよね?
お迎えした猫が「このおうちに来て、幸せだな」と思えるように、猫にとって居心地のよい環境作りをしましょう✨
ストレスのない生活を送ることができれば、トイレ問題やご飯問題は予防できると思いますよ^^
どんな問題でも、元の原因は猫が不安やストレスを感じることで起こってしまうことが多いんです。
精神的なことから、体の不調がでてしまうのは、人と似てますね。
猫がトイレに行かない理由6つ
猫がトイレに行かない理由は、以下の6つです。
- トイレ環境に問題がある
- 別の場所で粗相している
- 不安やストレスを感じている
- 高齢のため、トイレへ入れない
- そもそも水分摂取量が少ない
- 病気が潜んでいる
6つの理由について、解説します。
トイレ環境に問題がある
猫はきれい好きな動物のため、汚れた場所での排泄は嫌がります。
うんちやおしっこをしたいのに、トイレが汚れていると我慢したり別の場所で粗相してしまうことも多いです。
別の場所で粗相するより、我慢しちゃうほうが大変なの。
それは、泌尿器系の病気になりやすいから💦
猫が自然にトイレへ行けるように、常に清潔で快適なトイレ環境を整えてあげてくださいね。
因みに、トイレ環境の変化を嫌がる猫もいます。
引っ越しや部屋の模様替えなどで生活空間がかわったり、他の猫と一緒の生活になるなど、猫の日常生活に変化があったばあいもトイレへ行かないことがあります。
この場合は、猫が新しい環境に順応するまで、時間をかけて慣らしてあげましょうね。
別の場所で粗相している
前項でもお伝えしたとおり、トイレ環境が悪いと猫は排泄をいやがるので、別の気に入る場所を探して粗相してしまうんです。
我慢してしまうことで泌尿器系の病気になることを考えれば、場所は違うけど排泄できているのは、健康的でうれしいんですが💦
トイレで排泄しないのは理由があったのね。
でも、掃除が大変だから出来ればトイレでうんちやおしっこしてほしい~( ;∀;)
別の場所で粗相してしまったときは、ニオイが残らないようにしっかり掃除してください。
ニオイが残っていると、猫は「ここでおしっこした場所だ~」と、トイレと勘違いして同じ場所にまた排泄する可能性があるからです。
\粗相する原因は、他にもあるよ!/
▶▶猫がトイレを失敗する10個の原因!粗相するのはわざとじゃない!?
不安やストレスを感じている
<不安>
繊細で環境の変化に敏感な猫は、不安やストレスを感じやすい動物です。
おうちにお迎えした日は猫にとっても、周りの環境ががらりと変わりますよね?
環境の変化を好まない猫にとっては、戸惑うことも多く、不安に感じることでストレスが溜まってしまうんです。
先住猫がいる場合は、お迎えした猫が仲良くなれるかどうかも注意して見守りましょう。
子猫の場合はトイレの場所を覚えていないのかもしれません。
子猫をお迎えしたときは、初日に1度、トイレの場所まで連れて行ってあげることをおすすめします。
▶▶猫がトイレの場所を覚えない原因3つ!成猫のしつけ直し/子猫の覚えさせ方は簡単!
<飼い主さんとのコミュニケーション不足>
飼い主さんの仕事が例えば、新年度に部署移動や仕事量が増えたことで、猫と一緒に遊んであげる時間は減っていませんか?
今まで遊んでくれた飼い主さんが、急に自分をみてくれないと感じると、不安になりストレスと発展します。
どんなに忙しくても、毎日10分でもいいから、一緒に遊んでコミュニケーションを取ってあげるだけでかなり違うから、試してみてね。
もし、「うちの猫、ストレス感じてるのかも」と思う場面があったら、下記のリストに当てはまるか、確かめてみましょう。
他にも猫によって、普段と違う行動やしぐさがみられたら、ストレスからかもしれません。
原因がストレスだった場合は、ストレスの元を改善してあげましょう。
高齢のため、トイレへ入れない
猫も高齢になってくると、内臓機能や足腰の筋力が低下します。
トイレに向かっているのに、トイレまで我慢できずに漏らしてしまうことも少なくありませんが今回は、トイレまで到着したのにトイレへ入らない理由についてお話しますね。
高齢猫がトイレの中に入らない理由は、「入口が高すぎて、筋力が低下した足では登れないから」です。
私が高齢猫だったら、自分の体の事だけど悔しいだろうな。
なにか、自然にサポートできることはないかな?
介護まではいかない高齢の猫に対する工夫として、
- トイレの入り口が低いタイプに変える
- トイレの入り口に入りやすいよう、ステップ台を設置する
こんな感じで、高齢猫が自力でトイレまで行き、排泄ができる環境をつくってあげることが大事です。
全て手助けすると、歩かなくななっちゃうから、猫にできることはどんどんさせたほうがいいね✨
7歳を過ぎたあたりから高齢期になるので、生活に困ったことがないか観察することをおすすめします。
▶▶高齢猫がトイレ以外でうんち/おしっこする原因と対処法8つ!粗相するのはなぜ?
そもそも水分摂取量が少ない
猫の先祖は砂漠で生活していたため、普段から水分の摂取量が少なくても生きていける動物です。
体内の水分が少ない状態だと、おしっこを出しにトイレへ行かなくなるので、病気かどうかの判断が難しくて困っちゃいますね💦
「病気じゃないなら、大丈夫かな」「お水飲んでないから、トイレ行かないのはふつうだよね」と思った、あなた。
だめーーーーーっ!( p_q)
生きてはいけますが、常に体の内臓器官へ負荷をかけている状態なんです。
極端に水分摂取量が少ない場合は、病気発症のリスクが上がるので、要注意です!!
病気が潜んでいる
水分摂取量が少なくても生きていける猫ですが、体内では常に内臓器官へ負荷をかけている状態ということは先ほどお伝えしました。
猫が病気の中でも特に膀胱炎や腎臓病など泌尿器系疾患が多いのは、水分摂取量が少ないことが原因です。
猫の死亡原因1位の【慢性腎不全】は、一度発症すると完治ができない病気です。
最悪、命を落とす可能性もある怖い病気なので、とても心配。
その他にも、下記のような症状が見られたら注意が必要です。
小さな異変でも、きになることがあれば動物病院を受診しましょう。
猫がトイレに行かないときにすること7つ
猫がトイレに行かないときにすることは、以下の7つです。
- トイレ環境の問題を解決する
- 不安やストレスの原因をなくす
- 飼い主さんが一緒に遊んであげる
- いつでも水分補給できる環境をつくる
- 子猫の場合:トイレへ連れていき、排泄を手伝う
- おなかのマッサージで腸の動きを活発にする
- 動物病院を受診する
7つのやることについて、カンタンに解説します。
トイレ環境の問題を解決する
「あなたの猫のトイレ、清潔で快適な環境になっていますか?」
猫は繊細な動物なので、わずかな汚れや配置など気に入らないことがあると、トイレを使ってくれません。
トイレ本体のサイズや中に入れてある猫砂の素材など、猫の好みにあったものを用意してあげる必要があります。
猫の好みにあったものって、どうやったらわかるの?
その答えは、猫に決めてもらうしかありません(*ノωノ)🎵
( ゚Д゚)ハァ?猫がしゃべるわけないし。
何種類か用意するから、その中から選んでくれたらいいよ!
というわけで、トイレを使ってくれる環境になるまで、根気強く猫の好みを確認する作業となります。
トイレって実は健康面でもすごく大事なので、設置場所も含めしっかり観察していきましょう。
不安やストレスの原因をなくす
トイレに対して不安やストレスを感じていると、トイレへ行かない猫もいます。
不安やストレスの根本的な原因を取り除いてあげることで、解消されることがあります。
どんなことに不安やストレスを感じているのか、観察することが大事だね。
焦らずに、ゆっくり猫のペースに合わせて改善してあげましょう。
新しく迎え入れた猫の場合だと、おうちに慣れていないだけかもしれません。
その場合も、時間をかけてゆっくりと緊張の糸をほぐしてあげると、自然にトイレへ行くようになります。
飼い主さんが一緒に遊んであげる
飼い主さんとのコミュニケーション不足によるストレスの場合は、猫と一緒に遊んであげましょう。
猫のさみしかったり、飼い主さんに構ってほしい気持ちがストレスとなって【トイレへ行かない】ことがあります。
小さい体でも、飼い主さんの感情や行動を敏感に感じ取っていますので、じっくり向き合う時間を作ってくださいね。
毎日たった10分でも愛情を注ぎ続ければ、猫はちゃんと飼い主さんのことを理解してくれます。
いつでも猫の言うことを聞いてはいけませんが、甘えてきたときぐらいは思いっきり遊んであげましょう。^^
いつでも水分補給できる環境をつくる
まずは、猫が摂取する適量の水分量を把握し、きちんと飲めているかを確認してください。
水分不足だった場合は、食事のとき以外でも水分を摂れるように、猫の動線上の場所へ数か所【お水飲み場】を設置してあげましょう。
どうしてもお水を飲んでくれない場合は、ウェットフードやドライフードをふやかした餌を与えて水分摂取する方法もあります。
そのほかにも、楽しみながら工夫してみてくださいね。
子猫の場合:トイレへ連れていき、排泄を手伝う
子猫の場合は、まだ自分でうんちやおしっこができないことがあります。
お母さん猫が育てている場合は、子猫のトイレサインがでると、排泄を促すように手伝ってあげます。
保護猫などで、子猫をおうちにお迎えしたときは、お母さん猫の役を飼い主のあなたが行ってください。
子猫がうんちやおしっこが出そうなサインををみたら、そっと抱っこしてトイレまで連れていってあげてください。
おなかのマッサージで腸の動きを活発にする
便秘でうんちが出ないときは、おなかまわりのマッサージをすることで改善されることがあります。
おなかまわりのマッサージ方法については、「猫がトイレを使わなくなった原因7つ!子猫のお迎え初日も注意」記事をご覧ください。
動物病院を受診する
膀胱炎や腎臓病などの泌尿器系疾患の可能性もあります。
トイレへ行かないだけではなく、食欲不振や嘔吐・下痢など別の症状がみられる場合は、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。
早期発見できれば、早期治療ができ、健康寿命を延ばす可能性が上がります。
少しでもおかしいな?と感じたら、迷わずに獣医さんに診てもらってくださいね。
まとめ
猫がトイレへ行かない理由は、トイレ環境にたいして、ストレスになってることが多いようです。
トイレへ行かなくなったときは、まず不安やストレスが関係していないか確認しましょう。
もし他の症状(下痢や嘔吐・食欲不振など)がみられる場合は病気を発症している場合がありますので、動物病院を受診することをおすすめします。
猫が猫らしくすごせるように、コミュニケーションをとりながら健康管理もしていきましょう。
大切な愛猫と幸せな生活が送れますように♡
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