今回は、魔女の宅急便ジジの最後のセリフはなにかについてご紹介します。
映画の中でジジは、言葉が喋らなくなりますが、最後の言葉がなんだったのか気になりますよね。
ラストまで言葉を発することなく終わるかなと思いきや、キキの肩に乗ってきて一言、『ニャーン』とジジの声を聞くことができました。
この『ニャーン』は、キキに対して発せられた鳴き声なので、ジジはキキに何を伝えていたのでしょうか。
この記事では、魔女の宅急便ジジの最後のセリフと映画ラストの『ニャーン』の意味について、考察していきます。
映画と原作のラストや違う箇所がある
\原作が気になった人は、先に読んでみて!/
魔女の宅急便ジジの最後のセリフは?
魔女の宅急便ジジの最後のセリフはいつ、どんな言葉だったのでしょうか。
まずは、キキとジジの最後の会話をご紹介します。
ジジ「リリーっていうの。今行く!」
キキ「いいよ近くだから。よろしくね、リリーさん」
この会話は、キキがおそのさんに頼まれて、トンボへ配達に行くときのシーンです。
初対面は悪い印象だったのに、いつのまにか仲良くなった、となりの家の白猫【リリー】。
リリーと一緒にいるところへ、キキが通りかかったときのセリフです。
このシーンから、キキとジジはそれぞれ別の道にすすむことが伝わってきます。
ジジからキキへ話しかけているのは、初めてニャ‼
なんだか寂しくもあり、キキの成長に喜びでもある…人が大人へと成長するとき、一度は経験する複雑な想いを伝えたかったのでしょうか。
\自由に好きな配置ができる‼/
ジジがは言葉を話せなくなる理由については、こちらをご覧ください(*’▽’*)♪
▶魔女の宅急便ジジが話せなくなるのはなぜ?キキ相棒の役割や裏話を含む5つの理由とは
映画ラスト話さないけど「ニャーン」の意味を解釈
ラストでキキの側へ駆け寄り、肩に乗ったとき『ニャーン』と鳴き声をだしますよね。
しかし、日本と海外ではとらえ方が違うようです。
ジジは、猫本来の姿に戻ったのでしょうか。
日本版と北欧版、それぞれの見解をみていきましょう。
『魔女の宅急便』北米でも翻訳されてたんだニャ♪
さすが、”世界のジブリ”だニャー‼
日本版のラスト:『ニャーン』にセリフが付けられていない
日本版【魔女の宅急便】では、ジジの『ニャーン』はセリフとして解釈されていません。
宮崎監督は、ジジが話せなくなった理由として、【キキの成長に合わせて、ジジが喋れなくなった】と公言されているため。
また、2013年に公開されたドキュメンタリー映画【夢と狂気の王国】で、以下のとおり発言されていました。
「(キキの)魔法は更に深くなったんですよ。何か得るものがあるなら失くすものがあるんだよ。いつまでも猫と話してんじゃねぇ、って」
魔女の宅急便Wikipedia
ちょっと乱暴にも聞こえる監督の意見ですが、【魔女の宅急便】で監督と鈴木プロデューサーが伝えたかった”キキの成長”を一番に伝えかかったのでしょう。
また、日本人は【慎ましやか】や【清淑】など独特の美学があり、”喋らないことで相手の気持ちを察する”と考えられています。
喋れるけど、『あえて話さない』ことが”美しい”と考えられたとしたら…。
そのため、最後のジジの鳴き声「ニャーン」は、『観る人の解釈に託された』と考察しました。
黒猫好きのわたしとしては、ちょっと寂しい終わり方に感じます…。
最後はやっぱり、キキと話せるようになってほしかった><
北米版ラスト:セリフが付けられていた!
北米版は、原作に近い解釈(キキとジジはまた喋れるようになる)のため、ラストの『ニャーン』にセリフがついています。
アメリカでは、映画に対して以下のような好まれる傾向がいくつかあるため。
- 幸せを求める
- 誰が見てもわかりやすい内容
- ハッピーエンドストーリー
アメリカは上記の傾向から、”ラストではまたジジが喋れる”ことを、しっかり観ている側に伝えたかったのではないでしょうか。
ちなみに、『ニャーン』に込められたセリフは、
『Kiki, can you hear me?(キキ、ぼくの声聞こえてる?)
このセリフがあることで、視聴者へ”キキとジジはこれからも仲良く過ごしていく”ことを伝えたかったのでしょう。
日本版と北米版を比べてみると、【魔女の宅急便で視聴者に伝えたかったこと】が微妙にずれてしまってますね。
でもわたしは、北米版のラストのほうが好きです。
やっぱり、キキとジジは仲良くお喋りしてほしい‼
日本版【魔女の宅急便】でジジの声「ニャーン」をみんなで考察!
日本版の【魔女の宅急便】でラストにジジが「ニャーン」と一声鳴く部分の考察について、SNSでも話題に上がっていました。
- 視聴者は「ニャーン」と聞こえるけど、魔力が戻ったキキには言葉が聞こえてた
- 大勢に囲まれた場所だったため、あえて話さなかった
- ジジは、普通の猫として生きていこうと決めたから、わざと話さなかった
賛否両論あると思いますし、それぞれの解釈にゆだねられているのですから、発想は自由です。
わたしは、ジジの「ニャーン」は、頑張ったキキに対して、ねぎらいの言葉を掛けたんじゃないかと思いました。
キキは自分の力で魔力を取り戻し、友達を助けることができましたよね。
その一部始終を見届けたジジが、『キキ頑張ったね。友達を助けることができて本当に良かった。キキはすごいよ‼』とキキに伝えたような…気がします。
SNSの中には、やっぱり最後は言葉を話してほしかった…と悲しんでいる方も多く見られます。
いろいろなセリフを考察するのも結構楽しめると思いますし、”自分ならジジにこう話してほしい”など、考えてみるのは楽しいかもしれません。
\原作を読んで違った解釈を楽しんでみて♪/
まとめ:魔女の宅急便ジジの最後のセリフは劇中…しかし、ラストでも話してた⁉
今回は、”魔女の宅急便でジジの最後のセリフはなにか”についてご紹介しました。
日本版と北米版では、”最後のセリフ”の場所は、違いました。
ちょっとびっくりですが、どちらかというと、北米版のほうがより原作に近いとは驚きです‼
原作のストーリーと大きく違う部分もあるようで、そこは宮崎監督と鈴木プロデューサーの想いが加わったためではないでしょうか。
- キキとジジはずっと仲良く喋ってほしい
- キキとジジの掛け合いが楽しくてほっこりする
- ジジが喋らないなんて…寂しすぎる
このように思った方は、一度原作を読んでみてはいかがですか?
【魔女と宅急便】のイメージがかわるかもしれません。
また、ジブリ映画【魔女の宅急便】を見ていただいて、”ジジの最後のセリフって…”とか、”ラストの「ニャーン」っていった情景”などに注目してみると、面白いかも。
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