皆さんは、猫トイレはどう掃除していますか?
雑菌が増殖しやすいトイレは、猫砂を変えるだけではまだ不衛生です。
じゃ、どうするか。
月に1回、トイレ本体をやさしく洗いましょう~🎵
という結論になります。笑
一番のおすすめは、おしっこの成分であるアルカリ性と中和してくれる弱酸性の洗剤【クエン酸】を使うと汚れとニオイをW(ダブル)で取り除けます。
つけ置き洗いする方法なので、トイレ本体はお風呂で洗うとすすぎ洗いなどもできて便利です。
毎月1回使い続けるものだから、お金をかけなくてもきれいになる方法をご紹介しますね^^
猫のトイレを掃除する必要性
肉食動物は、草食動物よりうんちやおしっこのニオイが臭いとされています。
猫も立派な肉食動物なので、排泄物のニオイは臭いんでしょうね。💦
きれい好きな猫は、たとえ自分の排泄物のニオイであっても、臭いものが嫌いなので猫砂だけではなくトイレ本体についたニオイも取り除くために定期的な丸洗いが必要なんです。
せっかく猫砂を全入れ替えしても、トイレ本体にニオイが残っていると、トイレを使ってくれない場合もあるので頑張って洗いましょう!
うんちやおしっこを我慢してしまうと、泌尿器系の病気を発症するかもしれないから、トイレの丸洗いはとても大事なんです。
泌尿器系の病気でも特に腎炎は猫の死亡原因で1番多い「慢性腎不全」を引き起こすこともあり、非常に危険な病気なので、しっかりと日頃から予防していきましょう。
\こちらの記事も参考にしてくださいね。/
猫がトイレに入るけど排泄しないで出てくるのはなぜ?疑問を解消!
猫がきれい好きな動物で、汚れたトイレを嫌うことが証明された論文を2つ紹介します。
猫のトイレを丸洗いする頻度
猫砂の交換頻度については、猫がうんちやおしっこをしたら、排泄物と一緒にまわりの砂もまとめて片付けていますよね。
猫砂も空気に触れていると、片付けていても雑菌が繁殖するので定期的に砂の総入れ替えを行ってください。
猫砂の総入れ替えについては、コチラの記事でご紹介しています。
猫トイレの丸洗いする頻度については、最低でも1ヶ月に1回のペースで定期的に丸洗いしていきましょう。
「猫砂を頻繁に総入れ替えしているから、トイレ本体は汚れていないでしょ?」と疑問に思ったあなた。
ブッブーッ!トイレ本体にもニオイはついてますから~。
人が使っているトイレだって丸洗いしてなくても、洗剤使って定期的に掃除してるでしょ?ってことです。^^
猫のトイレの洗い方
猫が舐めてしまっても大丈夫な専用洗剤などを使って、スポンジ※で汚れやニオイを落としていきます。※スポンジも、猫のトイレ専用のスポンジを作って、洗っていきましょう。
今回は、基本的な洗い方の手順をご紹介しますね。
猫砂を全て出して、お湯をトイレ本体に注ぐ
本音は熱湯で煮沸消毒したい気持ちですが、猫トイレの大半は熱に弱いプラスチック素材なので、熱湯はあきらめましょう。
トイレに入っている猫砂を全て取り除き、人肌ぐらいに温まったお湯を注いで、汚れが浮いてくるまでつけ置きしてしばらく待ちます。
トイレ本体の丸洗いするタイミングで猫砂の総入れ替えも行うといいので、取り除いた猫砂はお住まいの自治体ルールに従って廃棄しましょう。
この時、猫トイレ専用の洗剤(重曹でもいいよ🎵)がお手元にあれば、トイレに注いだお湯に混ぜて着け置きすると効果が上がります。
汚れが浮いてきたらお湯を全て捨てて、スポンジで洗う
最近ではペット専用の洗剤も販売されていますが、洗剤はなくても構いません。
人用の洗剤は、芳香剤が含まれているものも多く、ニオイに敏感な猫にとってはストレスの元になりますので、使用は控えましょう。
\洗剤いらずで汚れもしっかり取れる【猫壱さんのトイレ専用スポンジ】は、超おすすめ/
フッ素のちからで、洗ったあと汚れにくいし、ニオイを抑えられてコスパ最強グッズです(^▽^)/
ニオイが気になるときは、クエン酸や重曹を使って消臭する
【クエン酸】
酸性のクエン酸とアルカリ性のおしっこのニオイが中和して、ニオイの元から消してくれる作用があります。
雑菌の繁殖を抑える殺菌効果もあるため、汚れと消臭除菌が同時に行える優れものです。^^
クエン酸は、スーパーなど手軽に購入することができるし、猫トイレ以外でも、掃除に使えるから買い置きしていくと便利だよ。
それに、クエン酸は厚労省が定めた安全基準を満たしていて、安心・安全だ~。
【重曹】
消臭効果のある重曹を水に溶かした液を、トイレ本体にかけて消臭することができます。
使い方の基本は、クエン酸とほぼ同じ内容になります。
重曹も、クエン酸と同じで手軽に買うことができ、他の場所の掃除にも使えるので、こちらもおすすめです。
【オキシクリーン】※酵素系漂白剤
洗剤の安全面で考えるなら、オキシクリーンに含まれる界面活性剤や香料が無添加な日本製の商品をおすすめします。
「汚れを何としても落としたいんだー!」
と汚れが落ちやすい洗剤がお好みの方には、一般的にアメリカ製品がよいとされています。
※補足※
プラスチック素材でできた猫トイレ本体の取説には「中性洗剤で洗ってください」と記載されていることが多いですが、今回紹介しなかった理由として、香りがついているタイプが多いためです。
臭覚の優れた猫にとって人工的なニオイは嫌がりますが、無香料の中性洗剤(台所洗剤など)を使うのはまったく問題ありません。
猫のおしっこがアルカリ性のため、中性よりアルカリ性と中和してくれる弱酸性の洗剤のほうがおすすめです。
中和すると、汚れやニオイが落ちやすいんです!
天日干しで完全に水気をとる
きれいに洗ったあとは、タオルなどで水分を拭き取り、完全に水分をとるように天日干しします。
天日干しは、紫外線の殺菌効果も期待ができるので、天気の良い日はおすすめです。
じゃ、天気が悪い日は、どうしたらいいの?
冬の時期の雪国地域は特に晴れた日が少なくて困りますよね。
天日干しが難しいときは、タオルなどで水分をふきとったあと、ドライヤーでかわかすこともできます。
ここで1つ注意点として、猫トイレはほとんど熱に弱いプラスチック素材なので、ドライヤーの熱は直接当たらないように乾かしてくださいね。
できれば、天気が晴れてる日に丸洗いするといいね。
仕上げ
完全に乾かした猫トイレ全体に、仕上げとして消毒用エタノールを吹きかけておくと除菌ができます。
ただし、消毒用エタノールをふきかけたときは猫砂が湿気ないように、完全に消毒用エタノールが揮発してから猫砂をいれてください。
猫トイレを洗うとき2つの注意すること
人用の洗剤は使ってはだめ
冒頭で「猫トイレはお風呂場で洗うのがおすすめですよ」とお伝えしました。
お風呂場付近には人用の洗剤がたくさん置いてあるご家庭も多いと思います。
しかし、ここで気を付けていただきたいのが絶対に人用の掃除溶剤は使わないことです。
お風呂の浴槽用洗剤やボディソープなど、基本的に人が使う洗剤や溶剤全般がだめなの。その理由を説明しますね。
人用の洗剤や溶剤は、香りが強い商品が多いからです。
人より嗅覚が優れている猫は、洗剤や溶剤に含まれている香料やアロマの香りを嫌がります。
香料やアロマの香りは完全に洗い流したとしても、猫トイレに残っているかすかなニオイを猫が察知してしまい、猫トイレを使ってくれなくなるかもしれません。
人にとっていい香りでも、猫にとっては有害なものがあるので、絶対には使わないで💦
猫がトイレを失敗する10個の原因!粗相するのはわざとじゃない!?
硬めのスポンジでゴシゴシ磨かない
「汚れをしっかり取りたいから、タワシでゴシゴシ洗えばきれいになるはず!」
気持ちはすっごくわかります、でもやってはいけません💦
猫トイレの多くはプラスチック素材のものが多いので、硬めのスポンジでゴシゴシ磨きすると、表面に細かい傷がつきます。
傷ができると、傷に雑菌が繁殖したりするので、柔らかいスポンジでやさしく洗ってくださいね。
やさしく洗っても、洗い方の手順さえ間違えなければ汚れは落ちるので安心してください。
まとめ
草食動物より排泄物のニオイが強い肉食動物の猫ですが、猫自身はきれい好きで繊細な動物なので、トイレは常に清潔を保たなければいけません。
うんちやおしっこを取り除くだけでは、猫砂にのこった雑菌が猫トレイ本体に感染することが多いので、月に1回は猫トレイ本体の丸洗いを行ってください。
猫トイレ本体の丸洗いは、人用の洗剤は使わず、猫用の洗剤やクエン酸・重曹などを使って洗いましょう。
猫トイレの素材が熱に弱いプラスチック商品が多いので、お湯の温度には気を付けてください。
月1回の掃除が猫の泌尿器系の病気予防になることもあるので、きっちり管理していきましょう。^^
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