たくさんの種類の素材から猫砂が販売されていますが、猫砂を選ぶ基準はなんですか?
おうちによって、環境が違うのでよりあった素材のものを選びたいですよね。
紙系の猫砂は、「もとは木から作られた紙だから、天然でしょ?」って思ったあなた。
まってまって、はやとちりは危険です!
猫砂を選ぶとき、メリットだけではなくデメリットも知ってから購入を決めてほしいです。
この記事では、「紙でできた猫砂」について、詳しく解説していきます。
を順番にご紹介しますね^^
猫砂「紙系」の特徴
古紙などの再生パルプ100%が主原料になりますが、ほとんどの商品には科学物質がはいっています。
基本的に猫砂の色は白が一般的ですが、新聞紙から作られた砂は黒っぽい色をしていて、原材料の色によって変わってくることが特徴です。
猫砂「紙系」の6つのデメリット
「紙系」の猫砂に対するデメリットをご紹介します。
猫が砂かけの手ごたえを感じられず、嫌がる
飼い主さんにとって軽い素材は、扱いやすくうれしいですよね。
猫にとっては、真逆でうんちやおしっこをした後にニオイを消すための砂かけのさい、軽すぎることで手ごたえを感じられず嫌がることもあります。
なんとなくわかる気がする。
掘ってる手ごたえがないと、砂で隠せているか不安になっちゃうよね。
どうしても好きになってくれない猫には、別の素材に変えるしかないですね。💦
トイレ外へ飛び散りやすい
かるい素材のため、猫がうんちやおしっこをした後に隠す行為「砂かけ」をすると、トイレ外まで猫砂が飛び出てきやすいです。
そうなると、飼い主さんの掃除の手間も増えてしまいますね。
この場合は、トイレの形状を「ドーム型」や「上から入るタイプ」にすると、ある程度は飛び散りを抑えることができます。
猫によっては、トイレの形にも好き嫌いがあるから、いろいろ試してみてくださいね。
激しく砂かけをすると、ほこりや粉塵が舞ってしまうことからも、工夫が必要かなと思います。
ストレス発散で、豪快に砂かけをする猫もいるのでやめさせるのはちょっとかわいそうですもんね。(^^;
湿気に弱い
原材料が紙のため、湿気に弱いです。
梅雨時や高湿度の場所では特に、空気中に触れているるだけで湿気を吸収し、劣化のスピードが速くなります。
梅雨時、室内に干した洗濯ものから嫌なニオイがすることありますよね?
同じように、湿気を吸った砂にうんちやおしっこのニオイが混ざったトイレ臭がずっと残ってしまうんです。
室内の湿度を適正にすることはできても、梅雨時だけは素材の違うタイプを使うことを検討するのもありだと思います。
ニオイに関しては、こまめに換気をしたり、空気清浄機を使ってみたりなど工夫することで軽減できるかもしれません。
どちらにしても、飼い主さんの手間が増えることは間違いなしです。💦
「紙系」のデメリットは、「おから系」の猫砂にも言えることが多いです。
猫砂をおから系にすることのデメリットは?メリットと合わせて紹介!
消臭力が弱い
抗菌防臭剤を加えて作られた紙系の猫砂もありますが、他の素材と比べるとまだまだ消臭力は低いです。
ニオイも部屋の中で充満しやすいので、こまめな換気やトイレの掃除が必須になってきます。
飼い主さんが長時間留守にするおうちでは、帰ってきたら部屋中にトイレ臭が漂っているので、向いてないかなと思います。
やっぱり、猫と同じ空間で生活している飼い主さんにとって、消臭力って一番大事じゃないかなと思います。
固まる力が弱い
紙の性質から、おしっこを吸収直後はある程度固まるんですが、時間の経過とともに固まりがもろくなってしまいます。
猫がおしっこをしたら、すぐに片付けられる飼い主さんじゃないと、使いづらいと思います。
化学物質が入った商品が多い
主原料は再生パルプ100%ですが、ほとんどの商品には吸収剤・防臭剤・抗菌剤・香料が入っています。
「紙系」と聞くと体に害がなさそうですが、添加物が入っていると万が一食べてしまったとき、心配になりますよね。
猫の安全を考えると、あまりおススメできません。
そもそも、なぜ猫砂を食べてしまうのかについてはこちらの記事をご参照ください。
猫砂「紙系」の5つのメリット
「紙系」猫砂のメリットをご紹介します。
すごく軽いため、扱いが簡単
「紙系」で一番のメリットは、他の素材と比べて圧倒的な軽さです。
10L入りの袋に入った猫砂でも、2kg弱なので女性でも簡単に持ち運ぶことができますよ。
女性がホームセンターで2~3袋購入しても、持ち帰れそうね。
(※必ずではないので、無理はしないでください。)
だよね。子供はさすがに無理だけどね。
トイレに流すことができる
うんちやおしっこで固まった紙系の砂を水洗トイレで流すことができます。
ゴミとして数日保管しなくてもいいので、ニオイの充満もしないし流して終わりなので片付けも簡単です。
さすがに猫砂の総入れ替えのときは、一度に流さないでね。💦
メーカーによっては、「1回にトイレで流せる量は〇〇gです」などと目安量を記載しているところもあるので、確認してください。
※すべての「紙系」猫砂がトイレに流せるわけではありません。詳しくはパッケージをご確認ください。
大量に発生した猫砂のゴミや、時間の経過でカチカチに固まったかたまりは、トイレに流すのではなく可燃ごみとしてだすことをおすすめします。
比較的単価が安い
他の素材の猫砂に比べて価格が安いため、お手軽に買うことができます。
原材料にほとんど無料に近い古紙が使われているため、販売価格も抑えることができるんです。
環境にやさしい
「紙系」猫砂の原材料は古紙などのリサイクルのため、環境にやさしいエコ製品です。
3R促進することで環境破壊をなくし、SDGs目標達成のために優れた商品と言えます。
- 紙償却前のリサイクル(Recycle)
- 廃棄物削減(Reduce)
- 猫砂に再利用(Reuse)
やはり、おから系と同じでSDGsを推進している素材と言えます。
(白いタイプ)おしっこの色が確認できる
猫は下部泌尿器系の病気になりやすいため、おしっこの色が確認できるのは健康管理の面からもうれしいです。
異変に気付きやすいということは、病気の早期発見にもつながり、早期治療をすることで健康寿命を延ばすことができます。
猫は体の不調を隠すのが上手と言われているけれど、おしっこの色までは隠しきれないからイイネ。
まとめ
紙系の猫砂は、古紙などから再生パルプ100%素材を使ってできた環境に配慮された商品です。
原材料は天然ですが、消臭力などを補うために化学物質が入っているものが多いです。
猫にとって軽すぎるため、「砂かけ」の手ごたえがなく物足りないかもしれませんが、飼い主さんには購入が楽です。
原材料が安いことで、価格も抑えられているお手軽に購入ができます。
メリット・デメリットを確認したうえで、購入をご検討いただければと思います。^^
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