猫の爪切りすぎて血が出ちゃった(´;ω;`)ウッ…大丈夫かな…。
こんなとき、どうすればいいの?
今回のお悩みに対して結論からお伝えすると、正しい処置をすれば大丈夫です‼
猫の爪を切るときは神経を使いますよね。
自分が切ったことで出血すると、パニックになりがちですが、落ち着いて対応しましょう。
この記事は、猫の専門資格をもつ私が”猫の爪を切りすぎて血が出たときの対処法”について解説します。
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私も大好き”猫壱”さんから販売されている猫用爪切りで、1ヶ月に3,000個以上売れてます(*’▽’*)♪
猫の爪切りすぎて血が出たけど大丈夫?
猫の爪を切りすぎて血が出ても”圧迫止血”を2~3分行えば、ほとんどの場合血は止まります。
しかし、止血できるのは小さい血管からの出血だけです。
いわゆる、人でいう【深爪】レベル。
大きな血管から血がでたり、爪切り以外で爪先から出血した場合は、圧迫止血しながら動物病院を受診してください!
どこかに爪を挟んでしまったことで出血してると、骨折の疑いもあるので検診してもらいましょう。
深爪で血が止まらないときの対処法は”圧迫止血”
深爪で血が止まらないときの対処法は、まず”圧迫止血”してください。
圧迫止血のやり方
圧迫止血のやり方はまず、出血した爪をガーゼやティッシュで包み、爪の先端を軽く押えます。
基本的に、5~10分ほど押えると止血することが多いです。
止血ができても、水ですぐに洗ってはいけません。
まわりについた血を早く拭きたい気持ちはわかりますが、止血から1時間ほど経ってから洗うようにしてください。
血の付いた箇所だけ、ウェットシートで軽くふき取るぐらいでOKです。
猫によっては嫌がる子もいるため、痛がるときは2名体制で『あやす役』『爪の先を押える役』に役割分担するとよいでしょう。
血が止まらないときの対処法
ガーゼやティッシュが血で赤く染まったり、圧迫止血を緩めると血がにじむときは、『止血パウダー』を使って圧迫しましょう。
しかし、止血パウダーを常備しているおうちは少ないのでは?と思いました。
猫の止血パウダーは、”小麦粉”や”コーンスターチ(片栗粉)”で代用できるのです‼
食品なので、猫が舐めても安全で、使い方も簡単。
小麦粉あるいはコーンスターチ(片栗粉)を指で一つかみとり、出血した爪を挟んで圧迫します。
粉がかさぶたのように固まって止血できるのです。
<注意点>血がとまらなければ動物病院へ
止血した後も再出血の可能性があるため、1~2時間は爪の様子を確認してください。
以下の症状が見られたら血液凝固異常の可能性があるため、動物病院を受診しましょう。
- 何度も出血する
- 15分以上圧迫止血しているけど、血がとまらない
- 化膿してきた
また、歩き方がおかしかったり出血した爪を舐め続けたりする場合は、痛がっている可能性があります。
同様に、動物病院へ連れていってください。
猫の爪切りで出血させない方法4つ
猫の爪切りで出血させない方法は、以下の4つです。
- 猫が暴れないようにする
- リラックス状態の時に切る
- 2名体制で作業分担する
- 動物病院やトリマーに依頼する
4つの方法について、カンタンに解説します。
①猫が暴れないようにする
愛猫が落ち着かせるアイテムを使う方法です。
猫は手先を触られることが嫌い!
特にオス猫は前足を掴まれることが嫌で、暴れることがあります。
暴れてしまうと、飼い主さんが正しい位置で爪を切ることが難しくなりますよね。
手先が動かないようにより強く掴むと、猫にとってもストレス。
そこでよく使われるのが、洗濯ネットです。
100均で売ってる洗濯ネットでOKです。
病院内で大人しくするときも使えるから、1つ持っておくといいかも。
爪を切らせてくれたら、褒めましょう。
ちなみに、猫専用のネットも販売されていました。↓↓
②リラックス状態の時に切る
愛猫が寝ているときやリラックスした状態のときに爪を切る方法です。
日中の寝ぼけた状態のときは、かなり抵抗なく爪を切れます。
そのかわり、覚醒するまでに切り終えることが必要なので、全部の爪を一気に切るのではなく、数回に分けて切るとよいでしょう。
爪を切らせてくれたら、褒めることを忘れずに。
うちは午後3時ぐらいに『ボ~っとしているとき』を狙います‼
③2名体制で作業分担する
【愛猫をあやす人】と、【爪を切る人】の役割分担をする方法です。
うちもよくやりますが、1人が抱っこしてあやしながら注意をそらし、その間にもう一人が爪を切っていくやり方。
流れ作業でわりと早めに終わらせることができるので、おすすめです。
ママの膝の上で甘えてるあいだに、爪切り終了ニャ!
④動物病院やトリマーに依頼する
動物病院やトリマーなど、動物のプロの人に爪を切ってもらう方法です。
爪を切ってもらうために、動物病院やトリマーを利用する人が増えています。
うちのかかりつけの動物病院では、全ての爪をカットして1回600円。
「暴れるから切るのが怖い」
「1人暮らしだから、作業分担できない」
このような人におすすめな方法です。
猫の苦手な爪切りをさせてくれたら、きちんと褒めて、出来ればご褒美をあげましょう。
ご褒美をあげることで、猫は【爪を切られる⇒ご褒美もらえる】と学習します。
理解することで、猫も爪切りを頑張ってくれるようになるかもしれません。
それでも心配なら、おすすめの止血剤をご紹介します
圧迫止血の方法をお伝えしましたが、それでも不安な人はいらっしゃると思います。
「本当に圧迫するだけで止血できるの?」
「血がとまらなくなったらどうしよう」
不安なときは、動物病院を受診する方法もあります。
しかし、まずは出血したときにパニックにならないよう念のため【止血剤】を常備しておくと安心するかもしれません。
今回は、動物病院でも多く使われている止血剤をご紹介します。↓↓
まとめ:猫の爪切りで出血しても慌てず”圧迫止血”すれば大丈夫
今回は、”猫の爪切りすぎて血が出たけど大丈夫なのか”について解説しました。
猫の爪の中にも血管や神経が通っていて、深爪すると血管が切れて出血します。
しかし、止血剤を使わなくても”圧迫止血”すれば、基本的に止血できるため大丈夫です。
初めは不安になるかもしれませんが、不安であれば動物病院に相談しましょう。
止血しても血がとまらないときや痛がる症状がある場合も動物病院を受診してください。
この記事をお読みいただき、猫の爪切りで出血しても慌てず圧迫止血すれば大丈夫ということを覚えていてくださると嬉しいです。
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