愛猫が健康で過ごせるように猫の資格を取りたくて調べていたら、「キャットケアスペシャリスト」という資格があることを知ったよ。
実際にどんな内容の資格なのか、もっと詳しく知りたいな。
今回は、こんな疑問にお答えします。
「猫のこと、もっと詳しくなりたい」と思う飼い主さんは多いですが、「じゃあ詳しくなるにはどうしたらいいの?」と聞かれると、答えに困るのではないでしょうか。
猫の異変に気付けたり普段の生活で注意することがわかったりすると、猫の健康状態も格段にあがります。
飼い主さんなら誰しも、愛猫には長生きしてほしいですよね。
この記事では、愛猫の体について勉強できる資格「キャットケアスペシャリスト」について解説します。
資格を取るまでの流れを、実際の写真を交えて紹介していきますので、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、詳しくみていきましょう。
キャットケアスペシャリストとは
キャットケアスペシャリストは、一般社団法人「日本ペット技能検定協会」より認定される資格です。
キャットケアスペシャリストの取得は、猫の基本飼育管理から猫の美容学・看護学・介護学・繁殖学・生態学に及ぶ幅広い範囲を学習したプロフェッショナルの証。(日本ペット技能検定協会サイト内一部抜粋)
公式サイトには、資格取得までの目安期間(学習期間)が週3で1日2時間学習で約4ヶ月と明記されています。
わたしは集中して勉強したので、約1ヶ月で取得しました。
YouTubeで講座説明の動画をご紹介します。
取得までの具体的な流れから、講座修了後のステップアップについても紹介していますので、迷っている人は見る価値ありです。
「キャットシッター」資格も同時に取得できる!
ヒューマンアカデミー通信講座「たのまな」のキャットケアスペシャリスト講座は、【キャットケアスペシャリスト】と合わせて【キャットシッター】の資格も取得できます。
※ライセンス認定料は、それぞれ14,000円ずつ必要です。
1つの講座で2つの資格が取得できるのは、うれしいですね。
2つの資格は、どちらも一般社団法人 ペット技能検定協会より認定されます。
実際に私がキャットスペシャリストを取得するまでの流れ
私が実際にキャットケアスペシャリスト資格を取得するまでの流れは、以下のとおりです。
手順1:ヒューマンアカデミー「たのまな」に無料資料請求をした
手順2:キャットケアスペシャリスト講座へ申込をした
手順3:教材・eラーニング(動画)で自己学習した
手順4:2冊の添削課題を提出した
手順5:講座終了証が届き、キャットケアスペシャリストのライセンスを申請した
手順6:無事、手元にライセンス認定証が届く
6つの手順を、実際の写真を交えながら順番に解説します。
手順1:ヒューマンアカデミー「たのまな」に無料資料請求をした
日本ペット技能検定協会やヒューマンアカデミーの公式サイトを閲覧し、「無料資料請求なら、一度頼んでみよう」と軽い気持ちで申込しました。
数日後、郵便ポストに冊子が届きます。
講座内容や受講料など細かな部分まで、実際の冊子で確認。
「よっしゃ、気合入れて勉強するぞー」という気持になり、講座申込するまでほとんど悩まなかったです。
手順2:キャットケアスペシャリスト講座へ申込をした
私は公式サイトから講座申込をしました。
コースには、”講義eラーニングコース”と”講義eラーニングなしコース”が用意されていて、金額差が数千円ありますが、私は講義eラーニングコースで申し込みました。
理由は、テキストだけで理解するのが難しいから。
eラーニング動画ではテキストを使って先生が解説していく進め方で、大事なところに線を引いたり、かみ砕いて解説してくれます。
また、動画1項目の時間も数分と通勤時間などすきま時間にサクッと学べるところもおすすめポイントです。
手順3:教材・eラーニング(動画)で自己学習した
講座へ申込をすると、数日後に教材一式が届きました。
両手で持てる大きさの段ボールで届き、教材の多さにびっくりしました。
600ページ以上のテキスト(バインダーテキストが1冊、A4サイズの教材が3冊)とDVDが7巻、骨格のポスターのようなものが入っていて、気合を入れてその日から勉強を開始。
この教材は、専門学校でも採用されているテキストなんだって!
幅広い専門知識を学習するため、テキストだけだと難しいかもしれません。
講座を申し込むときは、要点を教えてもらえるe-ラーニング付のプランがおすすめです。
ヒューマンアカデミー「たのまな」も、以下の勉強方法を推奨しています。
わからない言葉がたくさん出てきても、まずはテキストをさらっと読んでみてください。
2回目に読みながら、わからない単語を調べていく感じで進めていきます。
全部覚えていなくても、「テキストのあのへんに書いてあったな」ぐらいの記憶で十分です。
実際、講座修了生のインタビューで、「猫に関わる仕事についてからもテキストは調べ物をするとき活用しています」と記載がありました。
マイペースにゆっくり知識を身につけていけばいいので、難しく考えなくて大丈夫。
私は教材を見ながら、e-ラーニングで学習し、先生がお話されたところにマーカーや補足事項を書き込んで勉強しました。
難しい単語も多いので、ノートに書いて覚えるのはおすすめです。
最後には演習問題にも挑戦できるなど、資格取得までモチベーションが保てたよ。
手順4:2冊の添削課題を提出した
テキストやDVD学習とeラーニングを全項目視聴し演習問題で合格ラインに達すると、添削課題にとりかかりました。
添削問題は2冊あります。
- 猫学・ブリーディング・看護・介護学 添削課題
- ペット社会学 添削課題
冊子の中身はこんな感じ。
添削課題の提出は、1冊ずつでも2冊まとめてでもOKです。
私は集中して一気に勉強したため、2冊一緒に提出しました。
そのほうが送料1回分で済むしお得♪
課題には、テキストを参照しながら好きな時間に行うことが出来ますが、記述問題の回答はテキスト文を丸写ししても評価してもらえません。
内容を正しく理解し、自分の言葉でわかりやすく説明することが重要です。
添削課題を送付提出後、1週間~10日前後で合否通知がきます。
私の場合は、1週間以内で合否通知がきました。
問い合わせたところ、協会側が受付した添削課題の件数によって日程もばらつくとの事です。
手順5:講座終了証が届き、キャットケアスペシャリストのライセンスを申請した
添削課題を送付提出して1週間後、郵送で講座終了証が届きました。
テキストを参照しながら課題に取り組んだので、課題評価は合格。
無事合格したので、ライセンス交付申請書も同封されていました。
ライセンス認定を受けるには、ライセンス認定料の14,000円(税込)を振込後、申請書に必要事項を記入してFAXか郵送で申し込みます。
因みに、ライセンスの維持費はいっさいかかりませんので、ご心配なく。
手順6:無事、手元にライセンス認定証書が届く
ライセンス認定料の振込と申請書の提出後、約1週間でライセンス認定証書が届きました。
A4縦サイズで、厚紙のようなしっかりした認定証書です。
私はキャットシッターの資格も申請したので、認定証書は2枚です。
うちの猫も、じっと2枚の認定証書を眺めていましたよ。
キャットケアスペシャリストの難易度/合格率/評判
キャットケアスペシャリスト資格の難易度・合格率・評判をご紹介します。
難易度
自己学習後に2回の添削課題を提出し、合格基準に満たすと資格取得の申請が可能となります。
添削課題は答えを選ぶ選択問題や自分の言葉で説明する記述問題があり、幅広い知識をしっかり身につけて理解しなければいけません。
専門的な知識を必要としますが、教材の中で難しい部分やわからないことを質問できるので心強いですね。
添削課題には、テキストで確認しながら取り組めるので難易度は低めと言えます。
合格率
キャットケアスペシャリスト資格の合格率については、ペット技能検定協会から公表しておりません。
教材の中に入っている添削課題を2回提出することで合否が決まりますが、不合格判定になっても”合格サポート制度”※があることなどを踏まえると、合格率は高めと言えるでしょう。
※合格するには、添削課題の再提出が必要です。
”合格サポート制度”はのサポート期間は受講開始から2年間有効です。
(もちろん、無料だよ)
評判
みなさん、実際に教材が届くとその量と内容の濃さに驚かれてますね。
わたしも「猫好きだけど、難しすぎる」と悲鳴を一瞬あげましたが、やる気がある間に集中できな勉強ができて、結果良かったです。
実際の勉強には、猫だけじゃなく犬についても勉強をするので、「猫の勉強がしたいのに、これ必要?」と疑問に思うときもありました…。
資格を取得するための講座って、どれも金額が高いですよね。
ま、これだけの教材があるので、最終的には納得できますが。
金額だけ見ちゃうと…ね。
キャットケアスペシャリストの資格を取得すると、こうした猫に関わる仕事だけじゃなく保護猫活動やボランティア活動にも知識が活かせるのはいいですよね。
キャットケアスペシャリストをおすすめする人
キャットケアスペシャリストをおすすめする人は、以下のような人になります。
- 猫に関する仕事に就きたい人
- 猫知識のスキルアップを目指す人
順番に、解説します。
猫に関する仕事に就きたい人
キャットケアスペシャリスト資格で学ぶ内容は、猫の歴史から専門知識まで幅広く学習するため、動物病院や猫カフェなど【猫と触れ合う仕事】に活かすことができます。
同時にキャットシッターの資格も取得できるため、キャットシッターの仕事にも即戦力となるでしょう。
仕事ではありませんが、保護猫活動や猫のボランティア活動をしたい人にも、必要な知識が学べるためおすすめです。
猫知識のスキルアップを目指す人
「愛猫に長生きしてほしい」「愛猫のことを理解したい」と考える飼い主さんは多いでしょう。
言葉が話せない猫の状態を知るためには、飼い主さんが知識を付ける必要があります。
もちろん、猫に異変があれば自己判断せずに動物病院の受診が大前提です。
キャットケアスペシャリスト資格を勉強することで、飼い主さんが日頃注意することや予防できるスキルが身につきます。
「これって、大丈夫なの?とか「これってどんな状態?」などの疑問も、テキストが辞典として使えてすごく便利だし安心します。
キャットケアスペシャリスト資格に関する質問
キャットケアスペシャリスト資格に関する質問をまとめました。
過去問はあるの?
残念ながら、過去問は公開されておりません。
届いた教材でしっかり勉強し、わからないことを質問して理解を深めていけば、添削課題に合格できるでしょう。
不合格となった場合も、”合格サポート制度”※があるので、安心してください。
※合格サポート制度:受講開始から最長2年間サポートを受けることができる制度(無料)
独学でも資格を取得できる?
独学での取得はできません。
ニューマンアカデミー通信講座「たのまな」のキャットケアスペシャリスト講座を受講する必要があります。
講座内の添削課題に合格すれば、資格の取得が可能に。
通学で勉強することはできる?
キャットケアスペシャリストの資格取得は、通信講座のみとなっております。
対面授業形式での学習に対応していないため、勉強スケジュールを自己管理する点は大変です。
わからないことを質問しても、回答までにタイムラグが発生し、もどかしさを感じるかもしれません。
しかし、通勤中などすきま時間に勉強を進めたい人には、添削課題も全て自宅で完結できる点がメリットですね。
「テキストだけでは、不安」という人には、e-ラーニング(動画学習)がついたコースをおすすめします。
資格のライセンス料は?維持費はいくら?
キャットケアスペシャリストの資格を取得するため、ライセンス交付申請料として14,000円(税込)を支払います。
ライセンス交付申請料を支払ったあとの維持費は、いっさいかかりません。
※「キャットシッター資格」も同時に取得する場合は、ライセンス交付申請料として14,000円(税込)が必要となり、合計28,000円(税込)で「キャットケアスペシャリスト資格」と「キャットシッター資格」の取得が可能です。
※「キャットシッター資格」も、交付後の維持費は必要ありません。
受講料の分割払いはできる?
通信講座の受講料ってかなり高額なので、せっかく猫の知識を増やしたくても、一括で支払えずに諦めてしまうのは、すごくもったいない。
ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」は、受講料の分割払いが可能です。
まとめ:キャットケアスペシャリストの資格を取得した今!愛猫に対して安心感が増した!
キャットケアスペシャリスト資格を取得することは愛猫のお世話に役立つだけでなく、将来、猫に関わる仕事に就くとき活躍できるスキルが身に付きます。
キャットケアスペシャリストがおすすめな人
- 猫に関する仕事に就きたい人
- 猫知識のスキルアップを目指す人
通信講座のみで取得する今回のキャットケアスペシャリストは、学習から添削課題の提出まで、完全在宅学習です。
難易度や合格率に関してペット技能検定協会は公表していませんが、テキストを参照しながら時間制限なく添削課題に取り組めるので、難易度低め合格率高めと考えられます。
愛猫のこと、理解してこれからもケアしていきましょう。
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